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副業の確定申告はいつから必要?20万円ルールの落とし穴

公開日: 2026年3月22日 PR含む

副業開発者ツール比較 編集部 — 副業でアプリ開発を行うエンジニア

「副業の収入が20万円を超えたら確定申告が必要」——この説明は正しいようで、実は不正確です。ルールを正しく理解しないと、申告不要なのに申告してしまうケースや、逆に申告が必要なのに見落とすケースが起こります。

この記事では、副業でアプリ開発やプログラミングをしている会社員向けに、20万円ルールの正確な意味とよくある落とし穴を解説します。


20万円ルールの正確な意味

「収入」ではなく「所得」で判断する

20万円の基準は**収入(売上)ではなく所得(収入 − 経費)**です(所得税法第121条)。

所得 = 収入(売上) − 必要経費

具体例:

項目ケースAケースB
アプリ売上30万円30万円
サーバー代・API代5万円15万円
所得25万円 → 申告必要15万円 → 申告不要

同じ30万円の売上でも、経費の額によって申告の要否が変わります。

副業エンジニアが経費にできるもの

  • サーバー代(AWS、Vercel、Cloudflare)
  • API利用料(OpenAI、Stripe手数料)
  • ドメイン代
  • 開発用ソフトウェア(IDE、デザインツール)
  • 技術書・Udemy等の教材費
  • 開発用機材の按分(PC、ディスプレイ)

経費を正しく計上すれば、所得が20万円以下になるケースは少なくありません。ただし、経費の領収書やレシートは必ず保管しておきましょう


よくある3つの落とし穴

落とし穴①:住民税は20万円以下でも申告が必要

20万円ルールが適用されるのは所得税だけです。住民税にはこの免除規定がありません。

つまり、副業所得が5万円でも10万円でも、住民税の申告は必要です。

所得税住民税
副業所得20万円以下申告不要申告必要
副業所得20万円超申告必要申告必要(確定申告すれば自動処理)

対処法: 副業所得が20万円を超えて所得税の確定申告をすれば、住民税も自動的に処理されます。20万円以下の場合は、市区町村の窓口で住民税の申告だけ行います。

落とし穴②:医療費控除や住宅ローン控除を使う場合は全額申告

所得税の確定申告をする場合(還付申告を含む)、20万円ルールの免除は適用されなくなります。

よくあるパターン:

  • 医療費が年10万円を超えたので還付申告したい
  • 住宅ローン控除の初年度で確定申告する

→ この場合、副業所得が20万円以下でも、一緒に申告する必要があります。

落とし穴③:複数の副業がある場合は合算

アプリ開発の所得が15万円、技術ブログの広告収入が8万円の場合、合計23万円で申告が必要になります。

副業A(アプリ開発): 15万円
副業B(ブログ広告):  8万円
────────────────────────
合計所得: 23万円 → 申告必要

1つの副業だけ見て「20万円以下だから大丈夫」と判断しないようにしましょう。


申告が必要になったら:最低限やること

ステップ1:経費の記録を整理する

確定申告で最も面倒なのは、1年分の経費をまとめて整理する作業です。早い段階から記録しておくと、申告時期に慌てずに済みます。

最低限やっておくこと:

  • 副業用のクレジットカードを1枚決める(経費の分離)
  • 副業収入の振込口座を給与口座と分ける
  • 月1回、入出金を確認してメモする

ステップ2:会計ソフトを導入する

手書きや自作スプレッドシートでも申告は可能ですが、会計ソフトを使えばクレジットカード・銀行口座を自動連携でき、仕訳の手間が大幅に減ります。

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ステップ3:青色申告を検討する

開業届を出して青色申告にすると、最大65万円の控除が受けられます。所得税率20%の場合、年間13万円の節税になります。

青色申告の要件は「複式簿記で帳簿をつけること」と「e-Taxで申告すること」ですが、上記の会計ソフトを使えば複式簿記の知識がなくても自動的に要件を満たせます。


判断フローチャート

副業所得はいくら?
├── 20万円以下
│   ├── 還付申告(医療費控除等)をする?
│   │   ├── YES → 所得税の確定申告が必要(副業所得も含める)
│   │   └── NO  → 所得税は申告不要。住民税は市区町村に申告
│   └──
└── 20万円超
    └── 所得税の確定申告が必要(住民税も自動処理)

まとめ

  • 20万円の基準は「収入」ではなく「所得」(収入 − 経費)
  • 住民税は金額に関わらず申告が必要
  • 医療費控除等で還付申告する場合、20万円ルールの免除は使えない
  • 複数の副業がある場合は所得を合算して判断
  • 経費の記録は早めに始めておくと申告時期に楽

確定申告の準備は「稼ぎ始めてから」では遅いことが多いです。経費の記録だけでも、副業を始めた時点からつけておきましょう。

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免責事項: 本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の税務アドバイスを提供するものではありません。具体的な税務判断については、税理士にご相談ください。税法・通達は変更される場合があるため、最新情報は国税庁のウェブサイトをご確認ください。

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